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■2004年06月06日(日) 2周年と引っ越し
 エルフェンリートの連載が始まってから、今日で2年になります。
連載が始まる前は、2年くらい連載が続いて8巻くらいコミックスが出ればいいなぁと思っていたので、なんとなくですが思い描いていた目標に到達できてとっても嬉しいです。

 ※

 1ヶ月くらい前のことですが、新しい仕事場に引っ越しました。
今までは6畳の仕事場に私とアシスタントさんの計4人で仕事をしていて・・・締め切り間際で応援のアシスタントさんが来るときは6畳に5人が詰め込まれていたりと、かなり手狭でした。それに備え付けのエアコンも壊れて暖房が使えなくなっていたのですが、大家さんに訴えても「クーラーも使えなくなったら取り替える」と、取り合ってもらえません。それでも仕事中はなにせ6畳に4〜5人も人間がいるので冬でも暖かかったのですが、ひとりでいるときはもう寒くて・・・

 そんな感じで、アパートの契約更新を機に引っ越しました。
新しい仕事場は10畳です。ちょっと広くなりました。
引っ越し前に新しい仕事場へ下見をしに行くと、まだ荷物がないせいか声を出すと自分の声が部屋に反響して、なんだか寂しい感じがします。
冷たい感じがするというか、拒絶されてるような・・・
今まで住んでいる部屋ではこんな事なかったのに。
でもまぁ荷物が入れば声も響かなくなるかなと思って気にしないことにしました。

 そして引っ越し当日。
箱詰めを引っ越し屋さんにしてもらったのであまり手間はかからなかったのですが、今まで10年も住んでいた部屋が人の手でどんどん段ボール詰めにされて跡形もなくなっていくのを見ると、ちょっと感傷的な気分になりました。
この部屋でいろんな事があったなぁなんて。

 新しい仕事場は机が4つに本棚が2つ入るともういっぱいで、もう少し広いと思ったのに・・・と少しガッカリ。
でも、気になっていた声の反響はなくなりました。部屋に受け入れてもらえたようで嬉しかったり。

 そして引っ越しの2日後、元住んでいた自分の部屋へ最後の掃除に行きました。
荷物がなくなり、10年も住んでいたのに見覚えがなくなってしまったその部屋では、
気が付くと自分の声が響くようになっていました。

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